【使用している手動式焙煎機】
焙煎ツールの紹介の前に、
私が自家焙煎に使用している焙煎機はユニオンのサンプルロースターです
こちらの焙煎機については他の記事でも紹介していますので、
興味がある方はそちらもチェックしてみてください
【焙煎時のガスコンロ環境】
焙煎はキッチンコンロではなくポータブルコンロ
サンプルロースターは台座も付属しているので、
キッチンコンロで使用することも可能です。
ただ、私の場合3つの理由があってキッチンコンロは使っていません。
詳しい理由は以前の記事で紹介していますが、
簡単に3つの理由を挙げると
- キッチンコンロは高温になると自動で火力を弱める機能が付いている
- キッチンコンロの五徳と焙煎機のサイズが合わない
- 焙煎機のハンドルが接触し回せない
この3つの理由から私の場合はキッチンコンロは使用せず
「ポータブルガスコンロ」を使っています
【使用しているポータブルガスコンロ】
私が使っているポータブルガスコンロはこちら
ポータブルコンロでは非常に信頼のあるメーカーのイワタニ
そのイワタニ製品の中でも最大火力を誇るものを焙煎では使用しています
(4.1kW 3500kcal/h)
焙煎のプロセスを経験していると
火力の調整を必要とするポイントがいくつかあると感じます
温度変化は、扱う豆の種類や焙煎する豆の量、
そして使用する焙煎機の種類によっても異なりますので、
ひとつの参考例として読んで頂きたいです
私の場合、焙煎スタートから約5分ほどは中火程度の火力で焙煎可能です
ただし、6分〜8分ほど経過すると同じ火力のままでは
温度の上昇率が落ちてくる印象があります
温度上昇が緩やかになることを予測して火力を調整すると
スムーズに中盤〜後半も焙煎が進んでいくようなプロセスイメージです
そのような経験をした上で、
火力に余力のあるポータブルガスコンロの方が
焙煎の幅が広がると個人的には考えて使っています
【焙煎を始めた時に使っていたポータブルコンロ 】
焙煎を始めた頃はもう少し火力の弱いタイプを使用していました
(3kw、2500kacl/hのポータブルガスコンロ)
もちろん、こちらのガスコンロでも焙煎をすることは十分に可能です
ただし火力調整できる範囲が少なくなると、
火力の限界値によって焙煎時間が長くなることもあり、
豆のフレーバーなどにも影響を感じます
【2つのポータブルコンロの火力比べてみると…】
どちらも火力を最大にした状態
見た目上はあまり変わらないようにも見えますが
実際にはパワーと安定感が異なり
最大火力の大きい方は、MAX状態でも常に火力が一定で安定しています
一方、以前に使用していたポータブルガスコンロは火力を最大にすると
炎に揺れがあり、微妙な強弱の変化が起こっています
2つは最大火力のパワーと安定性において違いが現れています
高火力を維持して繰り返す焙煎にとって、
多少なりとも影響がありそうです
今回は私が使用している高火力のポータブルコンロを紹介しましたが、
焙煎のプロセスや求める豆は人それぞれ異なると思います。
高機能のガスコンロでなくても美味しい豆を
焙煎することは十分に可能です
焙煎を繰り返していくと、自身のプロセスに適した必要な火力が把握できますので
短時間で高火力の焙煎をしたいなど焙煎の幅を広げたい時には
高火力のガスコンロを選択するのもひとつの方法ですね。
ということで、今回は焙煎で使用するポータブルガスコンロの紹介でした
少しでもみなさんの参考になれば幸いです
今回紹介したポータブルガスコンロ:Iwatani カセットフーBO プラス
使用している手動式焙煎機:ユニオン サンプルロースター