サンプルロースターを使った基本的な焙煎方法

サンプルロースターを使った基本的な焙煎方法

今回はサンプルロースターを使った基本的な焙煎の流れを紹介します 

 

今回紹介している方法は、サンプルロースターの販売元であるユニオンが推奨する基本的な方法になっています。

焙煎にはそれぞれ様々な方法がありますので、
今回の内容はひとつの参考例として見てください。

 

Step1:焙煎機を予熱する

焙煎機の予熱

まずは焙煎機を一度温めて予熱します
冷えた状態で焙煎するよりも、ドラム内が温まった状態で豆を投入する方が焙煎は安定して行えます。

 

焙煎機の温度計

今回は200度まで予熱します

200度まで予熱を終えたら、一度火を止めます。
今回は焙煎機の温度が150度になった時に生豆を投入したいので、
温度が下がるまでしばらく待ちましょう。
(焙煎をスタートする時の温度に決まりはないですが、今回は基本的な方法ということで150度でおこなっています)

 

Step2:生豆の準備

生豆の準備

予熱した焙煎機の温度を下げている間に、豆の準備をしておきます

欠点豆を取り除いたり、豆の重量を測ったりなど

 

焙煎の時は、焙煎機の温度調整の時にしばらく待ち時間があるので、
この時間を使って他の作業をしていると効率良く焙煎が進められるかと思います。

 

 

Step3:焙煎スタート

焙煎機に生豆を投入

投入温度の150度に達したら、生豆を投入します

付属品の道具を使って豆を入れますが、
スムーズに入らない時は、傾けて揺らすとうまく入りますよ

 

 

Step4:火力調整とドラムスピード

焙煎機の火力調整

今回火力は、中火を一定に維持した状態で焙煎します

火力は使用するガスコンロによって異なるので
基準を合わせるのが難しいです。ご自身の環境に合わせて微調整していくのが
望ましいと思います。

 

また、豆の状態や目指す焙煎のゴールによっても

焙煎中に火力を調整することがあります。

(このあたりの内容は今回は省略しますね)

 

焙煎

ドラムは一定のスピードで回し続けます

ドラムが回ることで豆が攪拌されて全体の焙煎が進んでいきます。
途中手を止めしてしまうと、火のあたり方が偏り、焼きムラができてしまいます。
できるだけ焙煎終了まで手は止めないようにします。

 

 

 

Step5:豆の変化と1ハゼ、2ハゼ

焙煎

焙煎の間は、付属品のテストスプーンを使い、豆の変化を確認します

 

焙煎豆の変化

焙煎から約5分ほど経過
薄い黄緑だった生豆がだんだんと変化して黄色っぽく

 

生豆が含んでいた水分が抜けていき、さらに色や香りが変化していきます

焙煎豆の変化

 

焙煎豆の変化

さらに焙煎を進めると薄い茶色、茶色と変化してきました。

 

焙煎豆の変化

10分〜12分経過すると1ハゼが起こってきます

ぽんっぽんっとハゼている音が聞こえてくると思います

 

そのまま焙煎を進めていると、音が一度聞こえなくなります。

 

しばらくすると2回目の音が再び聞こえてきますので、
これが2ハゼです。1回目に比べると小さく高音でピチッピチッという音です。
焙煎の終了

今回は2ハゼが聞こえた時点で焙煎を終了する方法なので、

ここで火を止めて焙煎機を外します。

 

焙煎の終了

素早く冷却あみに豆を取り出し、ファンなどを使って豆を冷やします

 

焙煎

はい、という感じで基本的な焙煎は終了です

 

焙煎豆

出来上がった豆はこんな感じ

 

冒頭でも話したように、焙煎の方法は自由です

予熱や投入する温度、焙煎中の火力調整、温度変化、ドラムスピード、生豆の状態など様々なことが複雑に影響していろんな結果の焙煎豆が出来上がると思います

 

基本的な方法をまず試してみて、自分なりの方法を見つけていくと

非常に楽しく奥深いコーヒーの世界が待っていると思います

 

最後まで読んで頂きありがとうございました

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